【キングダムに学ぶ】ビジネスで生かす戦略(信・王翦・李牧・王騎)

◎人気漫画キングダムに登場するキャラクター【信・王翦・李牧・王騎】を、ビジネス視点で勝手に解説してみた!

◆キャラクターの魅力

ご存じの通り、『キングダム』は、累計発行部数6400万部を超える中華戦国大河ロマンである。先日、映画続編決定の発表もあり、アニメ・映画だけでなく戦略視点でビジネスマン向けの書籍が発表される等、幅広い年代で大人気です。

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©︎原泰久集英社「キングダム」58巻表紙より

まず、キングダムの主役であるのリーダーシップは、ビジネスの場でもとても参考になります。自分が率先して先頭に立つことでビジョンを明確に示し、周りのメンバーを巻き込んでいく。

戦略よりも実践型のリーダーですが、ビジネスの場面でもああいう先輩・上司がいたら頑張れますよね。どんなピンチな時でも、彼の自信と勢いがあれば、不思議と乗り越えられる気がしてきます。

稀に、「どこでその剣術習ったの!?」ってくらい強い時がありますが、その奇跡を起こす力も信頼に繋がっているんですね。

 

次に、王翦(おうせん)の先を見通す力と戦略は群を抜いています。絶対に敵として出会いたくない。「絶対に負ける戦はしない」がモットーの彼ですが、練りに練った戦略があるからこそ、自信をもって戦えるんですね。

 

魏国との山陽攻略戦において、山中から無傷で戦況を見守ることにより、元趙国三大天の廉頗(れんぱ)に撤退の決断をさせています。仮に、そのまま戦闘を継続したら、必ず勝てる陣形をひいたことによる戦略的勝利だと思います。

また、函谷関攻防戦においても、王翦の力は発揮されます。秦軍左翼において、燕のオルドと向き合い戦いますが、初戦はあっさりと退却してしまいます。その後、後方の山岳に兵を潜ませて、函谷関の背後を狙うオルド軍を撃退しています。

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山陽攻略戦函谷関攻防戦においても、王翦は敵の7手ほど先を読んで行動しているように思います。

山陽攻略戦

①廉頗との戦いで撤退する →②優位と思った敵は追撃してくる →③山中に密かに築いた砦へ立てこもる →④簡単に攻められない敵は、本陣を狙い反転する →⑤本陣との戦いは一進一退の攻防となり、兵力は拮抗する ⑥無傷の王翦軍に気づき、これ以上の戦いを断念する →⑦秦軍勝利

函谷関攻防戦

①燕軍・オルドとの初戦であっさり撤退する →②優位と思った相手は追撃し、山中から函谷関の背後を狙う →③反対側面の山岳へ兵を潜ませ、これを撃退する →④山中での伏兵を警戒して、オルド軍は動けなくなる →⑤自分が守る秦軍左翼の反対、右翼においても敵は同様に函谷関の背後を狙う可能性がある →⑥函谷関背後の防衛のため、オルドとの戦いを捨て函谷関背後の防衛に回る →⑦函谷関防衛成功

 

正に戦略の勝利ですよね~。

キングダム作中においても、目を覆う鎧(アイマスク?)を付けていることが、より掴みどころの無いキャラクターを演出してます。

ビジネスの場でも、大型案件のコンペで競合他社にああいう人間がいると困るんですよね・・(>_<)勝てない!流石にサングラスはNGですが、マスク着けてるだけでも強そうに見えます。コンペの勝敗は、事前の準備と戦略で8割方決まる!

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個人的には李牧ファンですが、彼の戦略・戦術と視野の広さには毎回驚かされます。戦闘の1シーンにおいても知力を発揮しますが、同時に中華全土の勢力図が常に頭に入っていて状況に応じて臨機応変に判断を変えています。ミクロとマクロの視点から、戦略を的確に捉えてます。ビジネスで言うと、マーケティング部長といった感じでしょうか。

キングダム一の知恵者であり、戦略家です。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』

函谷関攻防戦において、合従軍による連合を企画し指揮したのも李牧でした。

合従軍結成の理由として、「山陽支配と東郡への都市名変更の宣言」は中華の詰みの一手だったと、李牧と楚の宰相・春申君は言っています。

囲碁の一手で例えると、山陽は正に戦略的重要拠点で、放置すれば秦に中華全土を支配されるというストーリーが描けていたんですね。

この戦略的先見性と、李牧の外交交渉力によって合従軍は実現したんだと思います。

 

ビジネスの世界でも、

「営業マンは優秀なのに、なぜか売上が伸びない・・」

「企画書のクオリティは同じなのに、なぜかコンペで勝てない・・」

といったことが起こります。

そんな時は、

「営業戦略とリソースの使い方に誤りはないか?」

「提案アプローチ先は間違ってないか?決裁者を正しく把握できているか?」

李牧のキングダム的視点で、冷静に考えるようにしています。

 

忘れちゃいけないのが、王騎将軍ですよね。圧倒的な実績とカリスマ性を備え、お姉系のキャラクターが読書の興味をそそります。過去の経歴含め、もっと知りたい人物です。

秦の六大将軍としての影響力に加え、背中で見本を示すことで副官・騰 ( とう )など、部下育成とマインドセットにも力を入れています。

 

余談ですが、映画版で大沢たかおのセリフは最高でしたね。

「んふっ。」

・・・もはや、役者の鏡だと尊敬してます。 

このように、キングダムはビジネスマンにとっても非常に学ぶべきとこが多く、面白い作品となってます。

 

◆原先生のビジネス経験

コミック54巻に原作者の原先生のインタビューが掲載されてましたね。

それによると、先生は映画監督を目指し大学進学し、卒業後に一時システムエンジニアとして働いていたようですね。キングダムが、なぜか身近で空想マンガに思えないのは、そうした実体験が背景にあるからかもしれません。

 

また、ヤングジャンプの「キングダム」公式ページで、ビジネス風にアレンジした全表紙を掲載してます。第1話の無料試し読みもあるので、まだ未読の方はぜひ見てみて下さい!

 【各巻キャッチコピー

乱世を生き抜くために、すべてのビジネスマン必読の書!
#キングダム経営論

1巻「言葉にすれば夢は動き出す」語ることからはじめよう
2巻「政治の天才」中国史に学ぶ英才教育
3巻「多様性社会のリーダーシップ」人種・性別を超えて共生していく職場
4巻「弱者のサバイバル論」力がなくても戦える
5巻「たった二人の熱狂」ドラマはいつも、二人から始まる
6巻「ゾーンの入り方」能力を最大限に引き出す
7巻「リーダーの条件」ライバルからも愛される
8巻「人を変える言葉力」声のかけ方で組織は変わる
9巻「バカという才能」直感で動く本能型の思考法
10巻「不動力」時には「動かず」も、大事な戦略
11巻「愛され力」愛嬌こそ、最大の武器
12巻「実戦でこそひとは育つ」うだうだ言わずにとにかくやってみる力
13巻「管理職になったら必ず読んでください」部下をファンにする最強仕事術
14巻「最強チームのつくりかた」「組織」ではなく「チーム」の時代へ
15巻「戦略2.0戦う前に勝負は決まる
16巻「リーダーの最後の仕事」後継者へ。何を残し、何を託すか。
17巻「世界再興戦略」平和のグランドデザインを描く
18巻「「自分」を仕事にする方法」人生全て思うがまま
19巻「ライバルを見つけよう」あなたは切磋琢磨できる仲間がいますか
20巻「嫌われる覚悟」全部、うまくいく。
21巻「歳の重ね方」かっこよく老いていくためには。
22巻「仕事は「仲間」が9割」いちばんの経営資産は「仲間」です
23巻「戦略で夢を叶える」人生を変える戦略脳の育て方
24巻「信じる勇気」チームは信念でつくられる
25巻「世界のエリートはなぜビジョンを語るのか
26巻「側近力」リーダーを支える もう一つのリーダー像
27巻「人を動かす技術」指示待ち人間にならないために
28巻「悪い男はなぜモテるのか」「あの人いい人だよね」で終わりたくない人へ。
29巻「魅惑の戦術論」戦いの天才は、敵さえも魅了する
30巻「仕事のあとの酒はなぜうまいのか」すべては最高の乾杯のために

*【YOUNG JUMP「キングダム」特設サイト】https://youngjump.jp/kingdom/business/#/

 

う~ん、マンガって奥が深い!

他にも、織田信長三国志の記事も宜しくお願いします。

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