◎転職を数回経験したサラリーマンが、失敗しない転職活動をアドバイス!人気ドラマ半沢直樹を例に解説します。
◆ドラマ半沢直樹の一場面
先日、人気ドラマ半沢直樹・第4話が放送されましたね。
その中で、半沢(堺雅人さん)と森山(賀来賢人さん)の熱いやりとりを覚えてますか?
半沢「企業は顧客の利益を重視しないといけない、強いては社会への貢献を・・・」
森山「何だか当たり前のこと言っているようですが、深いですね」
夜のビル前でのこのシーン。一見繋ぎの場面のように見えますが、実は半沢の本音が出た貴重なシーンだと思います。
社会経験が長いと、本人の意図とは反して自分の損得で行動してしまったり、自社の利益だけを優先してしまうことがあります。
そもそも利益とは何か!?
それは、顧客の利益に対する対価だと思います。
自社の売上アップを求めるなら、まず自社の製品・サービスが社会へどのような価値(バリュー)を提供できるかを考える必要があります。また、その対価は値段が高すぎても安すぎても、その契約自体が長続きしません。
近年、Saas型サブスクモデルが利益創出の主流になっていますが、正にこの原理基づいているからだと思います。
場面は変わって、スパイラル社長の瀬名(尾上松也さん)から役員として転職の誘いを受けた森山(賀来賢人さん)は、その誘いを断りセントラル証券に残ることを決断します。
普通に考えると、役職も上がり(おそらく給料も大幅UP)、旧友と一緒に仕事が出来る環境を断ってしまった森山について、
「何てもったい無いことをするんだ・・(>_<)」
と思った視聴者も多かったと思います。
では、なぜ森山はそのような決断をしてしまったのか・・!?
それは個人の仕事に対する価値観に関係しているように思われます。
◆仕事に求める価値とは!?
それでは、仕事に求める価値とは何でしょうか。人それぞれで、定義付けするのは難しいと思います。
ただ、仕事選びの基準は、大枠以下の5パターンに分かれるのでは無いでしょうか?
①やりがい
・仕事内容と自分の適性を重視する方は、やりがいを重視するでしょう。例えば、「エンジニアとしてスキルアップしていくのが楽しい」とか、営業として顧客の課題解決していくことにやりがいを感じるなど。
②自己目標との同一性
・予め将来の起業や目的が決まっている人は、その目標へ向けた過程としてスキルを身につける必要があります。経営や企画の勉強は、大学の勉強だけでは制限があるので、現場の実体験を通じて学ぶと効率が良いです。
そういう方は、将来の目標達成のために必要なスキル習得を、仕事に結び付けているパターンだと思います。
③社会的ステータス
・誰もが知っている大手企業での就職など、社会的ステータスや知名度を重視するパターンです。その組織で働くことにプライドを持ち社会貢献することが、モチベーションに繋がることもあると思います。どんなに辛い状況でも乗り越えていける原動力にも繋がっているのだと思います。
④給料
・例えば年収など、自分の生活のベースとなる給料を重視する方もいるでしょう。誰でも高年収で生活を豊かにしたいと思いますよね。これまで社会経験を通じて、決してお金が全てではありませんが、お金があればある程度の事は叶えられると思われます。
⑤人間関係
・会社の上司や同僚との人間関係を重視するタイプです。仕事とは、人生の多くの時間を費やします。家族よりも一緒に過ごす時間が多い人もいるでしょう。
やはり、長く時間を過ごすメンバーとの人間関係や相性は大切ですよね。職場環境によって、自分が発揮できる仕事のパフォーマンスも違ってくることがあります。
上記5つの軸をベースに、A社とB社の比較イメージを作成してみました。
あなたなら、A社・B社どちらに魅力を感じますか?
仕事において、やりたいことや将来の夢が決まっており、仕事内容を重視する人は「A社」に魅力を感じるでしょう。
一方、社会的ステータスや高年収を望む人は「B社」を選択すると思います。
職業選択において、①~⑤どれか一つが100%の基準では無く、①が50%、②が30%、④が20%といったかたちで優先度により割合が分かれるイメージです。
それでは、私の経験をもとに、就職・転職活動で失敗しないための解決法をアドバイスしていきたいと思います。
①やりがいを重視する人
⇒仕事内容について、複数ソースから情報収集する。
入社後の仕事内容は、複数の情報源を探る必要があります。企業発信の求人募集なども参考になりますが、あくまで情報発信側のアピールです。
他の情報ソースとして、OB・OG訪問が可能であれば直接話を聞いてみる、また面接の過程で現場担当者へヒアリングの時間をもらい、詳細を聞いてみるといいでしょう。
②自己目標との同一性
⇒最終目標とする業界・職種の先輩に話を聞く。
将来の目標が決まっている方は、既に目標を達成している先輩に、どのようなスキルが必要か、どのような経験が役に立つかを聞いてみるといいですね。
また、業界セミナー等があれば、参加することでも情報取集は可能だと思います。
③社会的ステータス
⇒転職エージェントを通じて、企業の求人需要を確認する。
③を重視する方は、ある程度方向性が固まっていると思うので、まずは対象企業がどのような職種を募集しているのか(需要が高いのか)、調べてみるといいでしょう。
その場合、転職エージェントは複数案件をかかえ企業動向を熟知しているので、転職サイトへの登録をお薦めします。
④給料
⇒企業の人事担当者へ率直に聞く。
企業の人事担当者は、社内メンバーが働くための環境整備をミッションとして、日々取り組んでいます。求人応募後の面接などで、その会社の給与体制や同年代の平均年収など、率直に質問してもいいと思います。
また、「OpenWork」や「転職会議」といった企業口コミサイトも参考にしてみるといいでしょう。
⑤人間関係
⇒企業内部の先輩やOBに話を聞く。
人間関係については、なかなか面接の場では分からないですよね。面接官が近しい先輩や上司であれば話を聞くことは出来ますが、ネガティブな意見は言い辛いものです。
企業内に先輩やOBがいる方は、飲みに行くなどしてフランクに話せる時間を作ってもらうのもいいかと思います。
また、「OpenWork」や「転職会議」にも現職・退職者のメッセージが書かれているので、参考にしてみるのもいいと思います。
最期に私の経験を踏まえて、おすすめ転職サイトをいくつか紹介しておきます。
興味のある方は、情報取集を兼ねて活用してみて下さい!
【リクナビNEXT】
【パソナ】
【ビズリーチ】
【ホールハート】